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東京都東大和市PCBボックスの回収と基礎撤去2017.10.16
作業人数 6人 使用車輌 ゴミの総重量 回収品目 東大和市からのご依頼です。ウェブ検索から、今回の搬出元である東京都と搬出先である静岡県の「特別管理産業廃棄物収集運搬業許可証」を持っている当社をご指定下さいました。
特別管理産業廃棄物とは?
産業廃棄物の中でも、爆発性、毒性、感染性など人の健康または生活環境にかかる被害が生ずる恐れのあるものになります。廃油、廃酸、廃アルカリなどの他、特定有害産業廃棄物として廃PCBおよびPCB汚染物、下水汚泥などが指定されています。
今回ご依頼の廃棄物はPCBボックスで特別管理産業廃棄物にあたり、特別管理産業廃棄物管理責任者の選任など特別な管理及び処理方法が義務付けられています。PCBとは?
ポリ塩化ビフェニルの略称です。毒性の高さから有害と認められ1974年に製造が禁止されていますが、2002年に電気機器の絶縁油に微量ながらPCBが含まれていることが判明しました。低濃度ではありますがこれらはPCB廃棄物と呼ばれ、トランス、コンデンサなど身近なものも有害物という事になります。
人体への有害性の高さから、廃棄処理については知らなかったでは済まされない特別管理産業廃棄物になりますから廃棄については許可された専門業者に任せる必要があります。当日の様子
重機を使うこと、有害なPCBボックスを撤去し運搬する事から、怪我などの事故が起こらないように努めました。午前から作業を開始しましたが、14時から急な雷雨があり作業を中断せざるを得ませんでした。雨が止んだ後に路面を乾燥させ、再び作業を開始し、PCBボックスの撤去作業を終えました。
撤去後のボックスがあった場所は一度基礎をはがし、再びアスファルトを新しく入れ地固めをするという作業をしました。
作業時間は7時間弱。専門業者のスタッフを含め6~7人で作業しました。今回のご依頼は「特別管理産業廃棄物収集運搬業許可証」を持つ当社を見込んでのものでしたので、専門業者として慎重に確実にさせて頂きました。途中、悪天候に見舞われた時には作業が遅れることを心配しましたが、予定時間通りに終わることが出来ほっといたしました。撤去や運搬にあたっての専門知識・技術が必要な部分は協力会社と連携して作業でき、滞りなく安全に終えられました。
ご依頼ありがとうございました。今回の作業の流れについては、写真でご確認いただければ幸いです。
【撤去前のPCBボックス】
【接合部に対しての慎重な作業】
【重機の操作は丁寧に確実に行う】
【撤去後に残った基礎部分】
【重機を使って基礎部分を破壊していきます】
【基礎部分の撤去終了】
【アスファルトを入れます】
【地固めします】
【全ての作業が完了しました】