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歯医者さんのお引越し2016.12.15
作業人数 4人 使用車輌 ゴミの総重量 3㎥ 回収品目 以前にお客様をご紹介いただいた管理会社様が、再度別のお客様を紹介してくださいました!
お客様に喜んでいただきたい一心で作業する。そして感謝される!
「ありがたい」の一言です。そして今回の現場は、歯医者さんの解体工事に伴う残置の撤去と、30m先の新店舗へのお引越しです。
世田谷区というと、高級住宅街と昔ながらの商店街が入り組んでいる地域です。
今回は、小さなお店が並んでいる、どちらかというと下町の雰囲気がただよう商店街の
一角にある歯医者さんです。中に入ると、診察台の奥にたくさんの段ボールが。
そうですよね、備品たくさんありますよね。
治療に使う、ピンセットやミラー(見えないところに潜りこませて見る小さい鏡)はもちろん、「キーーーン」というあの嫌な音がする歯を削る器具や、バキュームという口の中の水を吸い取るもの。
治療中って「何を使って、何をしているんだろう・・?」と不安なくらい、次から次へといろんな器具が使われている気がしますよね・・・診察台やレントゲンの機械は、専門の業者が取り外し・取り付けをしてくれるので、他の動かせる物を移動します。
今回は、段ボールに『移動するもの』『捨てるもの』と、お客様がマジックで大きく手書きをし、あらかじめ分別しておいてくれていたので、わかりやすく、とても運びやすかったです!
『すぐ使う!』『目立つ場所に置いてください』などのメッセージも作業していて助かりました。
ちょっとしたことですが、こういうお客様のお心遣いありがたいです。
その他、パイプ棚やパソコン台、ロッカー、テーブル、カラーBOXなどすべて運び出します。
なかでも、空だと思っていたレジスターの引き出しの中!
引き出しを持ち上げたら、中から封筒が!!
なんと1000円札が7枚!!!
発見した時は、お客様のお金ながら、ちょっとラッキーな気分でした。
もちろん、作業終了後すぐにお客様に報告しました。
お客様からとても感謝されて、得した気分です。
お客様自身も大変驚き、また正直に報告したことを感謝してくださいました。
人として当たり前のことをしただけなのに。
やはり褒められるって嬉しいものです!
さて、新店舗へ移動です。
歯医者は2階にあったので、まずは荷物を降ろすところから始まります。
エレベーターがないビルなので、外階段で1つずつ。
重い荷物は二人がかりで運びます。
こんな時こそ、息の合ったところをみせる出番です!日頃の仕事の成果発揮!!荷物を2階から降ろせば、移動は同じ商店街なので楽チンです。
しかも移動距離はたったの30m!そこはカゴ台車で運びます。
カゴ台車とは、格子状のスチール製の枠で作られたかご状の容器に、キャスターをつけたものです。
一度にたくさんの荷物を運ぶことができるので、運搬には欠かせません。
車一台通れる一方通行の道路を慎重に運びます。
きれいに舗装されている道路なので台車も動きやすいです、とにかく慎重に。
なにしろ医療器具が入っているので。。。
30箱ぐらいの段ボールをピストンで運びます。
車も時々通るので安全には十分注意!さて、いよいよ新店舗へ荷物を運びいれます。
まだ店舗内の整理がされておらず、配置場所が決まってないということで、とりあえず、段ボール・什器・家具をカテゴリーごとに分けて置きました。
もし自分だったら、引越の荷物がただ山積みになってるより、せめてカテゴリーごとになってるほうが楽ですよね。
少しでも後のお客様のお手間(作業)が楽になるように、ちょっとした心遣いを考えて常に作業にあたるよう心掛けています。
さあ、これからどんな歯医者さんになるのでしょうね。楽しみです♪今日も作業日和のいい天気でした。
作業時間は4時間30分で完了!
雨が降ってたら、ほんの30mの移動といっても一苦労なのでよかったです。
そして何より、お客様から「本当にありがとうございました。」という、ねぎらいのお言葉を、本日も最後にいただき、ほんと この仕事やっててよかったぁ~と思った充実した
一日でした。【歯医者さんの設備っていくらするの?】
歯医者さんの診察室に入ると、まず目に入るのは大きな診察台ですよね。
上にはライトがついていて、アームが伸びたり左右に自由に動いたり。
最近の歯医者さんでは目の前にモニターがついていて、レントゲンで撮った画像をすぐに見ることができたり子ども用にDVDを流せたりします。
いろいろな設備、いったいいくらするものなのでしょう。調べてみました。Ⅰ 歯科診療ユニット
歯医者といえば存在感たっぷりのこの大きなイス!
診察室のほとんどを占めてしまう、といっても過言ではないですね。
歯科治療を行うための必需品です。
電気と空気の力で、上下に動いたりリクライニングもします。
最近は紙コップを置けば、センサーに反応して自動で水も出ます。
少し古い型だと、紙コップの下に金属製の受け皿を置いてその重さで水が出るものや患者さんが自分でボタンを押して水をいれるタイプもありましたよね。
機種・機能により、1台250~500万円位になるそうです。
ただ、値段もお高いですし、古くなった時の処分のことも考えると、最近ではリースする歯医者さんも増えたようです。
最近のゴミ市場も影響しているのか、なんでも物が簡単に廃棄できなくなっていますよね。
そういったことも考えると、個人的にはリースというのは賢い選択のように思います!Ⅱ エアーコンプレッサー
診察台で、シューッと口の中に圧縮エアーを吹きかける機械です。
大嫌いな治療中でも、冷たい空気でシューッとされるとちょっとリフレッシュします!!
今は静音コンプレッサーという、今まで使っていたものとは比べ物にならないくらい、静かで振動がないものもあるそうです。
約30~50万円位のようです。Ⅲ バキュームシステム
よだれや水をとる・治療スペースの確保・器具から患者さんの舌などを守るために使う機械です。
私は治療中、自分の舌がどこにいったらいいのか、どうしたら治療の邪魔にならないのか?と迷うことがあります。
そんな行き場に困っている舌は、歯科助手さんが、先生と反対の方向からこのバキュームでお構いなくおさえつけられます!
唾液がたまってしまって気持ち悪いなぁ~と思っていると、すごい勢いで吸い取ってくれるので気持ちいいですよね。
約50~70万円位のようです。Ⅳ レントゲン設備
歯科医院で撮影するレントゲンには、数本の歯をフィルムに写すだけの「デンタル」という方法と、すべての歯+あごの骨全体を写す「パノラマ」という方法の2種類があります。
「デンタル」は小さな写真のフィルムを口の中にいれて、外側からX線をあてて撮影する機器で約60万円位だそうです。
特定の歯の虫歯や骨の状態をより詳しく知りたい時などに使います。
「パノラマ」は口の外側からあごの全体像を撮影する機器で約400万円位するそうです。
一枚の写真で、歯や骨・顎関節の異常・親知らずの有無や埋もれ具合など、さまざまな情報を得ることができるそうです。
他に現像器が50万円かかります。
最近ではデジタルレントゲンといって、被爆量が従来の1/10になるものもあります。
レントゲン撮影後、撮った画像をすぐに見ることができ、デジタル画像なので劣化せずに保存できます。
また、濃度の調整や拡大・縮小も可能です。
安全でしかも便利でとてもいい機器ですが、そのお値段なんと500~1000万円位するそうです。
やはりいい物はいい値段です。Ⅴ 滅菌器
高温高圧によりすべての細菌・ウイルスを完全に死滅させる機器です。
どの器具も口の中に入れるものですから、もちろん清潔でないと困ります!
ⅡエアーコンプレッサーやⅢのバキュームシステムの先端部分も、取り外してこの機器にいれて洗浄・滅菌します。
こちらは30~50万円くらいです。
先ほどのデジタルレントゲンと比べると、かなりお安く感じるのは気のせいでしょうか・・・以上のものはどこの歯科医院でも必ずある必需品です。
他にも歯科医院によって、電動麻酔器やレーザー治療器、ホワイトニングマシーンなど最新の設備を備えているところもあります。
また、はさみのように小さいものでも、専門器具だと1本一万円以上するものもあります。このように、素人の私がざっと機器を調べてみても、かなり多額になることがわかりました。
たいていの歯医者さんには診察台が2台以上はありますし、診察ユニットを設置するためには、床を上げて複雑な配管工事が必要になるそうです。
投資費用がかなりかかるうえに、経営が軌道にのるまでの運転資金など、歯科医院を開業するのは大変そうです。
一見すると歯医者さんて儲かるのかな?と勝手に思ってましたが、順調にいくまではなかなか大変なんですね。
食べるためになくてはならない大切な“歯”の治療をお任せするわけですから、先生の腕がいいところ・口コミで評判がいいところ・最新の設備が整っているところを選びたい!と思うのは当然です。
あわせて、歯医者さんに行く時の不安な気持ちを和らげてくれるような、先生だけでなくスタッフの方全員の接客が気持ちいいところがいいですよね。