火事は1年を通して発生していますが、特に冬の時期になってくると、その数は増加していきます。
空気が乾燥してくる季節になると、火事の件数は増加する傾向にあります。令和2年の冬期(1月・2月・12月)の火災件数は9,509件と全体の約27%を占め、またまだ空気が乾燥している春期(3月・4月・5月)では10,742件と全体の3割を占めます。(出典:総務省消防庁「消防統計」)
今回から3回に分けて、冬から春にかけて火災が増える理由や、粗大ごみと火災の関係などについてみていきます。
冬から春に火災が増える理由は?
冒頭でも記載しましたが、消防庁の出火件数をまとめたデータから、空気が乾燥する季節だけで年間出火件数の6割の火災が発生していることが見て取れます。
その原因の1つは乾燥する気象条件。
空気が乾燥すれば空気中の水分量と同様、植物や家具などの水分量も少なくなります。乾燥しているものの方が燃えやすいため、ちょっとした火の元から一気に燃え広がる可能性が高まります。
ちなみに、林野火災では3月に1番火災が発生し、4~5月も出火件数が多くなっています。降水量が少なく空気が乾燥し強風が吹く時期であるため、林野火災が発生しやすくなっているのです。
もう1つは暖房器具の消し忘れや誤った使い方などから火災が発生するケースが多いためです。寒くなるにつれストーブを使う機会が増えますが、カーテンや毛布がストーブにかかり火災に発展するケースが発生しています。
他にも使い慣れているこんろから火事が起きるケースもあり、少し目を離したすきに火が大きくなって近くのものに引火してしまうことも。キッチンは調理器具や食材などものが多く、整理整頓がされていないと、火が一気に燃え広がってしまう危険があります。
また、冬は裾や袖の長いものを着ているので、そこに火が点く「着衣着火」の危険性もあります。こんろの向こう側に置いてあるものを取ろうとして、着火してしまったり、鍋やフライパンからはみ出た火が服に着火することも。こんろを使用するときは火の強さを調節し、また、こんろの周りは整理整頓しておきましょう。
いかがでしたか?
空気が乾燥しているとちょっとしたことで火が起き、一気に燃え広がってしまう危険性が高いことがわかります。万が一にも自分の身に火事の危険が及ばないように、火元の確認はもちろん、ものに燃え移らないよう、キッチンなど部屋を整理整頓して、綺麗にしておくことも大切なのです。
次回は、粗大ごみを放置することによる火事の危険性についてみていきます。
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