東京・埼玉で産業廃棄物を回収する遠藤商会

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2021年6月28日

梅雨に大活躍の「傘」のごみが問題に?②

前回に引き続き「傘」に関してです。

傘のごみを減らす・なくす取り組み

毎年大量に消費されている「傘」、その廃棄量を減らす、またはなくすにはどのような行動をすればいいのでしょうか?

①シェアリングサービスを利用する
「アイカサ」という、日本初の本格的な傘のシェアリングサービスが2018年からスタートしています。これは専用のアプリを通じて、指定の場所に設置してある傘を24時間70円から、月額280円で使い放題レンタルできるサービスです。都市部を中心にエリアを拡大して全国の駅やコンビニ店など約850カ所に傘のスポットを設置し、現在ではアプリの会員は13万人を超えたそうです。

②大切にしたい傘を1つ購入する
デザイン面や機能面など自分が「いい!」と思った良質な傘ならば、大切に扱いますし、無くしたときもすぐ気がつきます。

③壊れたら修理する
購入した店舗や大手の百貨店では、傘の修理をしてくれることもあります。また、全国チェーンの修理店もありますので、修理して使い続けましょう。

④不要な傘を寄付する・フリマに出す
使わずに持て余している傘は、寄付したりフリマアプリに出品してリユースしてもらいましょう。寄付先は、地域で行なっている傘の貸し出しサービスや途上国への物資支援、傘を使ったワークショップ活動などがあります。

傘の正しい捨て方

長く大切にしていても、いつか手放さなければならない日もきます。前回でも触れたように、傘はさまざまな素材を用いて作られているため、分別や捨て方がわかりにくいもの。さらに、地域によっても捨て方が異なります 判断に迷った時は、自治体のホームページや電話で確認しましょう。

①「不燃ごみ」「燃えないごみ」として捨てる
多くの自治体が分解せずそのままの状態で「燃えないごみ」または「陶器・ガラス・金属ごみ」として回収しているようです。

②「粗大ごみ」として捨てる
30㎝以上の大きな傘は粗大ごみに該当する場合があります。捨てる本数によっても粗大ごみとして回収する地域もあります。
また、分解できない・傘布が外せない・骨組みが金属以外の大判の傘なども粗大ごみになるケースも。

③分解して捨てる
地域によっては傘を素材ごとに分別して捨てなければいけません。
分解すると、金属、布(ビニール)、プラスチックのパーツに分別できます。それらの素材ごとに、自治体のルールにしたがって捨てます。

環境に優しい傘や傘を単なる”ごみ”にしない活動

環境に優しい傘が登場したり、ごみとされてきた傘を有効活用する取り組みがなされています。

張替え生地が用意されており、生地が破れても廃棄せずに、自分で修理して使い続けることができる傘が発売されています。また、パーツの分解し、全ての素材がリサイクル可能という特徴もあるそう。また、廃棄されたビニール傘を、素材の良さを生かして独自の加工を施したアップサイクル製品もあります。ビニール傘が大量に消費されていることを大きな課題とし、独自に対策や活動を行うショップや団体が各地で見られています。

また、壊れたりした不要な傘の布部分を使用して、超軽量エコバッグにリメイクする方法が動画や個人サイトで紹介されています。レジ袋の有料化によりエコバックの需要が高まったこと、コロナ禍でお家時間が増えたことなども相まって、挑戦する人が出てきているようです。

団体だけではなく、個人でも傘のリサイクルやリユースなどに興味を持ち、活動に移すことで、傘のごみの削減につながっていきます。

現在は「大量生産・大量消費・大量廃棄」の社会経済システムにありますが、これは環境に大きな負荷をかけています。「SDGs」でも目指されているように、廃棄物の減量や資源の再利用は、今後一人一人の個人が意識して実施していく必要があります。

そして、これは「傘」「ビニール傘」についても言えることです。今からの季節、使用する機会が増えるものだからこそ、環境のことも意識しながら購入・使用・処分するようにしましょう。

ゴミの処分など廃棄物関連にお困りの方、疑問がある方など、遠藤商会までお問い合わせください!

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