東京・埼玉で産業廃棄物を回収する遠藤商会

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2021年6月14日

SDGsでも目標になっている「食品ロス」問題とは?②

前回「SDGsでも目標になっている「食品ロス」問題とは?①」に引き続き、「食品ロス」についてです。

食品ロスが発生する背景とは?

食品ロスが起こる原因は様々あります。

①過剰生産
生産量に対して需要が少ない場合、保存のきかない食品は廃棄されます。ただ、農畜産物の場合、生産調整は難しいものです。なお、過剰生産は節分の恵方巻のような季節商品などでも見られています。

②規格外品の廃棄
野菜や果物はきれいな見た目のものだけが出荷され、多少の傷があったり変形した農産品は食べられるにもかかわらず廃棄されます。一部は加工されたり、訳あり食品として売り出されますが、その多くが廃棄に回されています。

③消費期限、賞味期限切れ
消費期限・賞味期限切れによる廃棄はサプライチェーン、小売の現場だけではなく、家庭内においても発生しています。

④3分の1ルールによる廃棄
日本の小売店や百貨店には「3分の1ルール」という商慣習があり、賞味期限が切れる前に返品したりなどしていました。ただ、食品ロス削減の動きもあり、最近では多くの流通業者がこのルールを改正しています。

⑤食べ残しの常態化
食べられる食品を捨てた理由の多くが「食べ残し」です。食べ残しは家庭内と飲食店で発生しています。

また、2020年は、新型コロナウイルスの影響による、学校の休校や外出自粛、飲食店の休業・営業時間短縮要請などにより大規模な食品ロスが発生しました。

 

食品ロス削減のためにできること

では食品ロスを削減するために、「食べ物を捨てない」以外に私たちができることはなんなんのでしょうか?すぐにでも実践できそうなものを、いくつか紹介します。

①賞味期限と消費期限の違いを理解する
②期限の近いもの、訳あり食品を購入する
③食材を買い過ぎず、買った食材は使い切る
④期限内に食べ切る、余った料理は別の料理に作り変える工夫をする
⑤適切に保存し、できるだけ食品を長持ちさせる
⑥飲食店で食べきれない場合は「持ち帰り」を相談してみる
⑦余分な食品は寄付する(フードバンク、フードドライブなど)

また多くの企業でも食品ロス削減に向けた取り組みが見られています。

イオン(株)
2017年10月に「イオングループ食品廃棄物削減目標」を策定し、食品廃棄物を2025年までに半減(2015年比)すること等を目指し、グループを挙げて取り組みを進めている。
ファミリーマート
廃棄物の発生抑制と再生利用を重要課題と捉え、発注精度を向上することで食品製造における無駄な廃棄の削減に取り組む。またクリスマスケーキなど季節商品は完全予約制にして廃棄をなくす。

食品ロスをなくす取り組みとしては他に「食品リサイクル」という手法もあります。
食品廃棄物は飼料、肥料、メタン等にリサイクルすることもできます。ただ処分されるだけだったものも、再資源化されることで、資源の消費を抑制し、環境への負荷をできる限り減らすことが可能となります。

弊社では食品リサイクルに関するご依頼も承っております。
食品リサイクルについてお困りの方、疑問がある方は、遠藤商会までお問い合わせください!

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