火災は、思い出も財産も、時として人の命もすべてを燃やし尽くす脅威です。日ごろから火災に注意していても、万が一ということもあります。そうした「いざ」という時のために、火災が起きた時の対処法を覚えておくとよいでしょう。
非常ベル等の火災報知設備を鳴らしたり、119番(消防署)への連絡、可能な限り大声で周りの人達に火事であることを伝えます。
②初期消火を行う
初期消火が有効なのはおよそ2分の短い時間。まだ火が燃え広がらないうちに消火活動を行ないましょう。
③避難
初期消火が難しいと判断したらすぐに避難! 人命よりも大切なものはありません。
初期消火とは?
初期消火とは、まだ火が広がっていない状態のときに鎮火させる行為のことです。
一般的に出火後3分経つと火は天井まで燃え移り、初期消火では鎮火できない状態になると考えられています。そのため、初期消火はできる限り1〜2分で行う必要があります。
消火活動の方法は?
初期消火をスムーズに行い効果を最大限に出すには、初期消火の流れを事前に把握しておくことが必要です。
濡らしたシーツやバスタオルなどを手前からかぶせて酸素を遮断。水をかけると炎が爆発的に広がってしまうため、絶対にやらないでください! レンジ、オーブンなどの電気器具
出火元となる機器のコンセントを抜き、できればブレーカーも切ったうえで、水または粉末消火器をかけます。コンセントがささったまま水をかけると、感電のおそれがあるため注意してください。
カーテン・ふすま
まず水をかけること。水がない場合はカーテンは引きちぎり、ふすまは蹴って倒すなどで外し、火の拡散を防ぎつつ、出火部分を消火します。
衣服
転げまわって火を消し、その後水をかけるか水のはった浴槽に飛び込みます。寝転ぶのは、火が立ち上り、息ができなくなるのを防ぐためです。
初期消火は火災による被害を広げないためにも必要な行動ですが、鎮火が難しい場合は、すぐその場から避難しましょう。
火災はいつ起きてもおかしくない災害です。この機会に、いざという時の備えを万全にしておくことで、パニックにならずに被害を最小限に抑えられるようにしましょう。
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