一段と寒さが増すこの季節、寒さ対策とともに乾燥対策も大切になってきます。乾燥が原因となって引き起こされやすいものとして、肌トラブルや風邪、脱水症状などがすぐ思いつくものでしょう。乾燥しやすい時期に気を付けたいものの1つとして挙げられるのが火災(火事)です!
冬場は火災が多いと言われており、事実、消防庁が公表する令和元年における火災状況を見てみると、空気が乾燥しやすい12~2月の冬季で年間出火件数のうち3割近くを占めています。また広く空気が乾燥している3~5月の春季においても多数の火災が発生しており、空気が乾燥する季節は火災が発生しやすいことがわかります。
春季(3~5月)…12,156件
夏季(6~8月)…7,508件
秋季(9~11月)…7,771件
冬季(12~2月)…10,248件
乾燥しやすい時期はなぜ火災発生が多いのでしょうか?
水分を多く含むものよりも、乾燥しているものの方が燃えやすいというのはみなさんご存知の通りです。空気が乾燥すると空気中の水分量と同様に、植物ももちろん建物や家具の水分量も少なくなり、乾燥します。林野火災も「降水量が少なく、また風が強く空気の乾燥する時期」となる1月から5月にかけての件数が非常に多くなっています。
空気が乾燥する時期はちょっとしたことが、大きな火災につながりやすくなるのです。寝タバコ・コンロの消し忘れに気をつけることはもちろんですが、冬場に活躍する暖房機器や灯油の扱いにも注意しましょう。コンセント周りも電気の使いすぎや、たまったホコリが原因で出火しやすいため、日ごろから注意を払うことで火事を予防しましょう。
万が一火災に遭ってしまったらとても動揺されることでしょう。り災現場の解体工事、火災ゴミの回収・処理業務も行っている遠藤商会が、サポートいたしますのでお問い合わせください。